明軍死する者多いが、さすがに屈せず屍を踏んで城壁を攀じる。日本軍刀槍を揮って防戦に努めるけれども、衆寡敵せず内城に退いた。李如松楊元等は普通門より、李如柏は合毬門より、張世爵は七星門より外城に進入した。此時牡丹台を行長の士小西末郷、鎮信の士松浦源次郎の同勢固めて居たが、源次郎は逃れ難くなったので、切腹して果てた。此夜、行長は諸将と会して進退を議したが、既に兵糧庫も焼れて居るし、鳳山からの援軍も来ない上は、一度京城へ退いて再挙するに如くはなしと決して、潜に城を出で大同江の氷を渡って京城へと落ち延びた。寒気厳しい最中の退却であるから惨憺たる有様であった。鳳山の大友吉統は、平壌囲まると聞くや仰天して、行長より一足お先に京城へ逃げ込んだ。太閤秀吉聞いて、日本の武威を汚すものとして、吉統の領国をとり上げた。 平壌に於ける敗戦までは、まだまだ積極的な態度であったが、これ以後の日本軍は処々の戦勝あるとは云え、大局に於て退軍の兆が現れるようになった。だが、その間に在って、碧蹄館の血戦は、退き口の一戦として、明軍をして顔色なからしめたのである。 大阪の風俗アルバイト・風俗求人・体験入店が情報満載!『大阪 風俗アルバイト リンク』 |
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