下手の道具立て

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...... 2013年12月08日 の日記 ......
■ かかる無辜の人々を   [ NO. 2013120801-1 ]
 かかる無辜の人々を毫も罰する理由はない。もしその罪を問うことが必要ならば、必竟その罪の帰するところは彼らに非ずして全く私に在るのである。なぜならば私が貴国に入らなかったならば貴国臣民は決してかかる問法の責に当る筈はないからである。希くは決して貴国臣民を罰することなくして私を相当の処分に付する手続きを尽すよう願いたい。それがために法王殿下が私を召喚せらるるならば私は再び貴国に参ります。もし私のチベットに入ることを許されぬならば、殿下の政府が下獄されて居る臣民を罰しない前に殿下の命により、最も学識ある数名の博士を日本に送りそして我が国の状況はいかがであるか、また私ははたして政府の人であるかあるいは純粋の仏教僧侶であるか、またその平生の行為はいかがであるかを逐一調査せられたい。
 もし厳密に精確の調査を遂げて帰らるるにおいては、法王殿下はその臣民を法に問うべきものであるか無いかということがきっと判然せらるるに違いない。それゆえにいよいよ私を召喚するの必要あらば、このネパールへ指して命令を下して戴きたい。また博士を送り調査の必要ありという思召なれば、私はその往来の旅費を支弁しその博士をして首尾よく法王に復命し得らるるようの便宜を供しますから、この二つ中その一つを聞いて戴きたい。これが私の上書の趣意でございます」とかく答えました。大王は静かに聞いて居られましたが、私の説明を聞き終って余程日本の国事探偵であるという嫌疑心が薄らいだようになって来たです。 看護師 転職

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